足柄の森レストラン
翌日は家族三人で温泉だ。母も誘ったのだが、平日でパートが休めないとのことであった。二歳児のけいたまはいつ体調を崩すか分からないので、宿の予約はギリギリまでしなかった。平日なので、宿も空いていることもあった。
所沢から関越道に乗り、鶴ヶ島で圏央道に入る。ああ、若い頃は朝四時頃に川越を出て、国道16号で八王子を回って伊豆に行ったものだ。都心を通ると渋滞に巻き込まれる。それが今や高速で行けるのだ。八王子から海老名まではすぐだ。いつもなら海老名サービスエリアで食事だが、圏央道はその先で合流するので、食事は富士山が大きく見える足柄サービスエリアだ。車を停めて、レストランに向かった。
明るい店内はジャズが流れ、落ち着いた感じがする。昼時だが、平日なのであまり混んでない。
さて、何を食べようか。
メニューを見る。サービスエリアだから、値段が高めなのは仕方がないか。
色々迷って、足柄の森ハンバーグと朝霧ヨーグル豚(とん)ハムの藁焼きを選択。これならけいたまも食べられる。
サラダ
みずみずしくて美味そうだが、メインが来るまで待つ。
藁焼きハム
しばらくして、藁焼きハムがワゴンで運ばれてきた。藁を燃やして香り付けしたばかりの、熱い鍋に入った藁焼きハムを、スタッフが皿に移してからサーブしてくれるのだが、その鍋がけいたまの手が届く距離にあるので、ハラハラする。幸いけいたまが興味を持つ前に、鍋をずらすようにスタッフにお願いできたので、ことなきを得た。
藁焼きハムは調味料にマスタードか粒マスタードのいずれかを選べる。ここは粒マスタードをチョイス。これをナイフで切ったハムにつけて口に入れる。藁の香りよく、豚肉の味が凝縮されている。
美味い。
小さく切ったハムをけいたまに食べさせる。がっつくけいたま。気に入ったようだ。食べさせろと催促する。
オニオングラタンスープは具がぎっしり。とろけるチーズがたまらない。コクのあるコンソメにとろけた玉ねぎの甘みが味わいを深くしている。
けいたまも美味しそうに飲んでいる。
あらびき肉のハンバーグ
キノコのドミグラスソースと相性がいい。コクのある上品な味わいだ。藁焼きハムのようなパンチはない。
娘はハンバーグよりも藁焼きをご所望である。小さなレタスと一緒に食べさせる。こうすれば生野菜も食べる。しっかりとしたハムは噛めば噛むほど味が出る。娘がまたお代わりをご所望だ。どんだけ食べるんだ?食べさせるレタスが無くなった。水菜もなくなった。トレビスしかない。これも食べるのか?食べた!恐るべし、藁焼きハム!
結局、ハムの半分は、2歳の娘がサラダと一緒に食べたのだった。
美味いけど…高い。サービスエリアだから仕方ないのだろうか。コスパはイマイチだが、不味いものを食うよりはいいか。
さあ、目的地に向かおう。
足柄の森レストラン
数年前に五十路となったバツイチ男性。昨日は沖縄、今日は北海道、明日は四国…出張三昧の日々、三年間で制覇した店は千店舗を超えた。日本全国及び海外での食事を記録したブログである。五十路とは本来「五十歳」を意味するが、現代社会では「50代」と誤った認識が定着している。それにあやかりブログのタイトルを名付けた。(詳しく読む…)