2020年4月9日
北海道六貫盛

北海道旭川市 南永山駅 北々亭

回転寿司を食べよう

那覇から羽田乗り継ぎで旭川空港に来た。空港に着いたのはお昼過ぎ。さて何を食べようか。ネットの地図で調べると、空港の近くに一軒の蕎麦屋がある。だが、目的地である名寄とは反対方向に位置していた。名寄方面に蕎麦屋…そうだ、幌加内だ。しかしここからは1時間半の道のり。無理だ。

回転寿司トリトン

旭川でうまいもの食おう。たまには回転寿司もいい。近くの店に向かうが一時間待ちの行列である。冷静になれ。現在地は 北海道第二の都市、 旭川だ。これだけの街にうまい回転寿司店が一軒だけ、と言う事は考えにくい。いや、ありえない。再びネットで回転寿司を検索して一軒の店を見つけた私は車を走らせた。

北々亭 旭川店

幸い、こちらの店には行列がなかった。銀聖サーモンと書かれたのぼりが立っている。

銀聖(ぎんせい)は、北海道の日高町、新冠町、新ひだか町、浦河町、様似町、えりも町など日高振興局管内の海域で、定置網漁業で漁獲される天然秋鮭のブランド名称である。秋鮭は、サケ目サケ科サケ属に属し、秋に漁獲されるシロサケである。

Wikipediaより

なるほど。秋鮭とはシロサケだったのか。知らなんだ。

北々亭

店内もさほど混んではいなかった。ゆっくりと食事ができそうだ。当然のごとく、カウンター席に案内される。目の前を北海道の食材を載せた皿が次々と流れていく。道民にとってはごく普通の風景も、道外の人間にとっては羨望の光景でしかないのである。

店内

まずは本日のおすすめからチェックだ。個人的には赤ほやだな。握りではなく、酢のものだ。

メニュー

続いては定番メニューをチェックだ。青魚好きを公言する立場としては、とろいわしは外せない。え?今日は無い?マジか。テンションがダダさがりだ。

メニュー

ま、とにかく食べるとしよう。腹が減った。

根室産時鮭(ときしらず)。口に入れるとふんわりとした身に驚く。やわらかい。かつて道東で食べた鮭ににた驚きがある。そうか、こいつも根室産だ。道東の鮭だ。ノルウェーサーモンとはまったく異なる、ほどよく脂がのった甘くて柔らかい身が口の中で崩壊し、溶解し、消滅する。臭みなど微塵もない、鮭が持つ自然な旨味だ。素晴らしい。

ヤリイカ山わさび。しっかりとした食感、イカのほんのりとした旨味と、山わさびの野性的な香りが融合し、口の中で展開して、広がって、余韻を残しつつ消えていく。シャリが少し大きめだな。これではすぐに腹がいっぱいになってしまいそうだ。

赤ほや酢の物

赤ほや酢の物。酸味の効いた味付けだ。ほやは臭みなく、フルーティー。しっかりとした歯ごたえがある。うれしい。美味しいホヤが食べられると幸せなのだ。沖縄ではぜったいに食べられない食材なのだ。

北海道六貫盛

北海道六貫盛 。ホタテの身はねっとりとして、噛むほどに旨味と甘みがあふれ出てくる。甘エビはプリッとしたしっかりとした食感だ。もちろん、名に偽りはない。銀聖日高サーモンは身がしっとりとしている。味は悪くないのだが、最初に食べた時鮭が凄すぎたので、味が霞んでしまった。同じシロサケにも関わらず、これほどはっきりとした違いがあることに、改めて驚かされた。

生ほっき貝は身が厚く、ネタが大きい。食感の良い、二枚貝特有の足の部位を噛むほどに、貝と潮の芳香が口腔内に充満し、霧散していく。食感も良く、臭みもない。ヒラメは歯ごたえはいいが旨味がない。鮮度がいいのだな。熟成した方が好みである。秋刀魚も臭みなく脂がのっている。ただ少し時期が早いか。本来の実力を発揮しきれていないようだ。

しめ鯖握り

シメサバは残念、締めすぎのやつだ。臭みなく甘すぎず、これはこれでうまいのだが、浅く締めたのが食べたかった。

これはムラサキウニだな。うーん、並のレベルならこれでも美味いと言うだろう。だが、北海道にしてはこんなものか。香りと甘みが弱い、臭みはないがパンチが足りない。根室のウニを食べ慣れてしまっては、このレベルでは満足できぬ。

うに軍艦巻

夜の寿司屋と比べてはダメなのだろうが、ランチに気軽にこのレベルのネタが食べられるのはさすがに北海道である。イマイチ物足りないが、これくらいがいいのだろう。会計を済ませて思った。ワンコインランチでも食べた方が正解だったのか。食べ方次第ではコスパも良く、きっと満足できたのだろう。普段、回転寿司など行かぬからこんな目に遭うのか。北陸地方の回転寿司とは違っていたのだ。あちらのネタは本気(マジ)ですごい。

店を出る前に出立の準備だ。トイレは温水洗浄便座であった。

ああ、今日もまた野菜が食べられなかった。和食で野菜を食べるのがどうにも難しい。自宅ならば簡単なのだが、外食だとメニューがない。偏った栄養は体調不良につながる。自己管理は食事から始まるんのだ。

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