プレミアム御膳

ANA765 伊丹ー沖縄 プレミアム御膳

プレミアムクラス 御膳

何のトラブルもなく、飛行機も定刻通り。後は食って寝て、目が覚めれば沖縄だ。さて、昼飯を喰らうとしよう。プレミアムクラスの食事も、以前よりはよくなってきた。

まずは炊き合わせ。菜の花はほんのりとした苦味と甘味の混ざった春の味。合鴨の燻製に焼きねぎが合う。カモネギとはまさに言ったものだ。芽キャベツが甘い。赤魚西京焼きは先日食べたものより美味い。酒粕の甘みと魚の味をしっかりと感じる。これが西京焼きだよ。

水菜とイカのからしあえは、シャキシャキとした水菜の食感と、ツンとするからしの爽やかさのコンビネーションがたまらない。イカの存在感はほぼほぼなし。酢イカだろうか。

ねっとりとした里芋は食感も味も楽しめる。薄味で仕上がりほんのりとした甘さ。対象的にタケノコはシャクシャクした食感で、トウモロコシにも似た甘さ。かぼちゃはしっかりとした味付けにどっしりとした甘味だ。

とり唐揚げあんかけ山椒風味は、鶏肉のしっかりとした味わいでなかなか美味いのだが、山椒の香りがしない。山椒マニアの私には少し寂しい。

最後はだし巻き卵。好きなわけでもない。期待もしていない。どうせいつもの美味しくないやつだ。最後まで残っただけだ。売れ残りだ。ハシでとる。口に入れる。ん?なんかシットリとして、柔らかくて、味付けもいい感じだ。いや、美味いよ。なんでだ?ああ、そうか。いつものは厚焼き玉子だ。これはだし巻き玉子だ。この違いか。

今回も悪くなかった。眼下には足摺岬。沖縄までは一時間半だ。

家に帰ればしばらく出張はない。家族と過ごす時間ができる。楽しみだ。

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