プレミアム御膳 昼食

ANA プレミアム御膳 伊丹ー那覇 ランチ

伊丹空港から全日空機で沖縄に帰る。朝からいろいろあって、空腹のまま飛行機に乗った。早くご飯がこないかなあ。例によって安定飛行に移ると配膳が始まった。

まずは炊き合わせ 筍と蕗の煮物。ジューシーなフキとしっかりと味付けされた筍の組み合わせが春の訪れを感じさせる。味付けは上品で跡を引かない。煮しめ蒟蒻、クニュクニュのこんにゃくを噛むほどにキリッとした甘くない味が広がる。これも日本酒が飲みたくなる。鶏のきじ焼きは硬くはないがしっかりとした食感。鶏肉の味わいが凝縮され、鶏皮のコクをよく引き出している。

レンコン挟み揚げ、あがった衣の香りとレンコンの食感がいい。だし巻き玉子はふんわりと焼きあがった卵は甘さ控えめ、上品な味だ。素材の味を殺さない。さごし西京焼きも冷たい。最初はほんのりと西京味噌の香りが立つ。ご飯と食べると香りが強くなる。魚の旨味が広がる。いいなあ。

わかさぎ甘靈煮、柔らかいワカサギを噛むと川魚特有の苦味とタレの甘みが河佐って口の中に広がる。大人の味だ。日本酒が飲みたくなる。代わりにチリメン山椒ご飯を食べる。なんてことでしょう!ご飯が温かい!

穴子八幡巻きは柔らかいシャクシャクしたごぼうと穴子の風味。冷たいが問題ない。これもご飯に合う。イカと水菜の辛し和えは、口に入れると水菜などシャキシャキ、イカのグニュグニュとした対照的な食感とともに、刺激的なからしの香りが鼻を抜ける。

煮物はかぼちゃが恐ろしく柔らかい。こなを固めた菓子のように口の中で崩れて溶けていく。甘さもほんのりで好感が持てる。さつま揚げも噛むほどに崩れていく。タコの風味が広がっていく。姫高野はがんもどきのような練り物だろうか。風味がいい。出汁もよく染みている。

とりあえず空腹は解消された。ご飯が温かいのが嬉しかったが、おかずが冷たい。結局、いずれかは諦めるしかないのだろう。ならば、冷や飯だけは避けてほしい。今回のように温かいご飯がいい。

うとうとしていると、着陸態勢に入った。窓から那覇港が見えた。ああ、やっと家に帰れる。家族に会える。みんなでマッタリと過ごしたい。

(Visited 5 times, 1 visits today)