2020年2月18日
プレミアム御膳

ANA 464 那覇〜羽田 プレミアム御膳ランチ

ANA 464 那覇〜羽田

那覇発12時10分発の飛行機は10分遅延、20分遅延、35分遅延の後、12時45分になってもまだ機内に客が乗り込んできた。最終的に羽田着は15時50分と、大幅な遅れ。本来なら12時半にはランチにありつけたはずだ。気流が悪いのかなかなかシートベルトサインが消灯せず、ランチの配膳が始まったのは14時過ぎである。羽田まではあと千キロ余りもある。

大誤算だ。

朝飯はチーズトーストに海苔をのせて、卵ふわふわ中華スープを作った。昨晩の甘海老で出汁をとり、特売品の松茸がたっぷり入ったお吸い物をご飯にかけたら、最近はあまりご飯を食べたがらないけいたまが爆食いしていた。しかし玉子スープは半分しか食べなかった。

けいたまの食欲はいいのだ。問題はそこではないない。イマ、ワタシハ、ハラガヘッテイル。空腹なのだ。今晩は東京の大学に通う娘のハルハルと火鍋を食べに行く。相手もあるので、夕食の時間をランチに合わせて遅めにスライドさせられない。

こんな理不尽があっていいものか。

設置6のリゼロを打って、ゼロからルーレットでゼロからっしゅ直撃後に、白鯨戦に6連続で負け続けて閉店時間を迎えるようなものだ。しかも攻略戦終了画面がすべてクルシュ邸のおまけつきだ。

文句を言っても仕方がない。配膳に手間取っているのか、おそらくあと10分ほどしないと食事にありつけない様な気がする。

プレミアム御膳ランチ

結局、配膳されたのは15分後であった。もうすぐ14時半、飛行機は一時間遅れ、昼飯にいたっては90分遅れである。なんと遅めのランチであろうか。いっそ食べずに夜まで我慢しようかと迷ったが、目の前の食事を前にして、食べずにいられるほど私は聖人君子ではない。

プレミアム御膳 ランチ

もうなんでもいい。食わせろ、食い物をよこせ!プレミアム御膳の容器からふたを取る。前菜、小皿、メイン、汁物、ごはんの組み合わせだ。メインが温かい皿でサーブされるのは嬉しい。こいつが冷たい弁当箱だと、心まで冷えてしまうことも少なくないのだ。

プレミアム御膳

ひじきの煮物、焼き茄子お浸し 鶏そぼろ餡かけ、柚子大根

ひじきの煮物、ひじきは小さめだ。柔らかく香りがいい。味付けは甘さ控えめで、出汁がよく効いている。焼き茄子お浸し 鶏そぼろ餡かけ、たっぷりと出汁を含んだジューシーな焼きなすに鶏肉のエキスが染み込んでリッチな味わいである。柚子大根、さわやかな柚子の力強い香りと、大根の控えめの甘さが箸休めにぴったりだ。

ひじきの煮物、焼き茄子お浸し 鶏そぼろ餡かけ、柚子大根

玉子焼き、冷たくて味気ないが、温かいお茶を口に含むと、玉子焼きの味わいが一気に広がる。悪くない。甘くない。ほうれん草お浸し、冷凍物の様だ。焼き鯖、見た目は焼き物だが、食べると煮魚のようである。特有の生臭さがどうしても後味に残るが、はじかみを食べると刺激のある爽やかな香りで上書きしてくれる。海老はだし汁でゆでたものだろうか。ほんのりと海老の香りがじんわりと口中に滲み出す。笹がき信田、噛めば出汁が溢れてくる。ああ、これは酒を誘う味わいだ。肉団子、こんなものかと思いつつ、噛み砕いてから熱いお茶を口に含むと、ハンバーグにも似た味に変貌した。

玉子焼き、焼き鯖、笹がき信田、肉団子

玉子焼き、焼き鯖、笹がき信田、肉団子

紅葉麩、

煮物の青さ海苔餡かけ (焼き豆腐、小結白竜、隠元、人参、大根) 、いずれも素晴らしい。人参はえぐみなく、厚揚げはジューシー、青さの香りがほのかにするあんかけがいい味を出しているのだ。まさに縁の下の力持ち。大根は柔らかくしっかりと味が染み込んでいる。

青さ海苔餡かけ (焼き豆腐、小結白竜、隠元、人参、大根)

青さ海苔餡かけ  (焼き豆腐、小結白竜、隠元、人参、大根)

塩鮭

対照的に出汁の効いた餡掛けを拒否するかの様な塩鮭。臭みもないが味気もない。餡が全くなじまない。表面が撥水剤でコーティングされているのではないかと思うくらいである。まさに水と油だ。

塩鮭

茸ご飯、薄味。キノコはあまり存在感がない。たまに薄くスライスされたキノコが混ざっている。単品で食べるものではないので、こんなものだろう。

茸ご飯と小巻麩と三つ葉の味噌汁

茸ご飯

小巻麩と三つ葉の味噌汁、三つ葉の香りがいいのだが、なんだか椀底に残ったドロドロ感がインスタントであることを意識させら、心中が複雑になる。

ランチ終了、14時40分。飛行機は降下を始めた。耳が少しばかりツーンとする。ああ、四時間後には夕食なのである。

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