なぜ人は酒の締めを食べてしまうのだろうか。寝る前に、しかも深夜にしっかり食べることが体にいいとは思っていない。分かりきっていることだが、なぜ、締めの食事はあんなにも美味いのだろうか。
記憶がないこともしばしばだが。
飲んで騒いで腹が減れば、酔ってるのだから理性のタガが外れかかっている。本能に忠実だ。食欲か性欲、そのいずれも満たそうとする者もいる。そして最後には睡眠欲だ。店に入ってから出るまでずっと寝ている者もいる。店によっては、ソファーで寝ただけで、数万円を払うことになる。
腹が減れば、食欲を満たしたい。食べたい気持ちを抑えることができない。酒も飲み足りないかもしれないなどと、酔った頭で考える。
全国各地に締めの定番がある。ラーメンやうどんは特に定番だ。地方によっては、蕎麦だったりカレーだったりする。高松と愛知県刈谷市はカレーうどんだった。刈谷のカレーうどんは、うどんにカレールーをかけただけの給食スタイルだ。沖縄の定番はステーキか沖縄そばである。大阪だと、たこ焼きで締めってのもあった気がする。
個人的には締めに刀削麺や麻婆豆腐など、辛いものを食べることも少なくない。
恐ろしいのは、締めを食べた記憶がない時だ。スマホカメラと呼ばれる補助記憶装置に記録されていることがある。GPSでどこで食べたのかもわかる。さらに万歩計アプリを使っていれば、どこをうろうろしていたのかまで記録される。
便利な時代だ。
50年ほど生きていれば、いろんな経験をするものだ。さほど破天荒な生き様だとは思わないのだが、あまり他人が知らないことを見知ってきたらしい。そんな私の人生の切れ端でも誰かの役に立つかもしれないなら、記録として残す価値はあるかもしれないなどと考えながらブログを更新している。(詳しく読む…)