2024年3月29日
さかな漬け丼

ゆうたまの入院、妻のランチ マグロ漬け丼 豚バラ煮込み

ゆうたま入院4日目

朝、妻がゆうたまの体を拭いていると、突然お腹を中心に発疹が広がったと言う。手足には無い。

突発性発疹。

突発性発疹

39度の熱が3〜4日ほど続き、熱が下がってから発疹が現れると言う。ウイルス性の感染症であり、生後半年から二歳以下の乳幼児に見られる病気とのことだ。

ゆうたまは一週間ほど高熱が続いた。最初の高熱は肺炎、その後の高熱が突発性発疹と診断された。前日の午後から体温は平熱に下がっていた。そこに発疹が現れたのだった。

妻のランチ

ランチを作って病院に行くと、ゆうたまは寝ていた。この時間を利用して妻と一緒に食事をする。今日のご飯は、白菜と豚バラ肉の煮物鶏手羽と大根の煮物マグロ漬け丼である。お弁当だとメニューが限られるし、妻は食事しか楽しみがない状況だ。幸い、病院には冷蔵庫と電子レンジがあるので、それらを活用して、妻の好きなものを食べさせたいと考えたのだ。

さかな漬け丼

食事はいずれも妻から好評だった。ゆうたまの病状を聞き、今後の日程を相談しながらランチを終えた。目を覚ますゆうたま。元気そうだ。そこには家族水入らずのだんらんがあった。しかし、幸せな時間が長くは続かない。ゆうたまの危機がすぐそこまで近づいていたとは、そのときは知る由もなかった。

ゆうたまの敵

入院中にゆうたまはいくつか学習したようだ。まず、医師と看護師は敵と認識したらしい。特に医師は近づくだけで敵意をむき出しにする。激しく怒って泣き出す。感情が止まらなくなる。若い主治医は、完全に心を閉ざしたゆうたまを見るたびに、ふと悲しそうな表情を浮かべる。彼のおかげで命があるというのに、若さと言うのは残酷なものだ。

抗生剤を注入されるゆうたま

ランチを終えて、家族団らん中に看護師が襲来。ゆうたまの点滴ラインから抗生剤を注入する。激しく抵抗するゆうたま。 まるで全身を走る激痛に抵抗する、はかない命のごとく、大声で泣き叫び、ありったけの力で身体をのけぞらす。いや、痛み無いんだけどな。抗生剤を入れるだけだし、注射じゃないし。ああ、看護師がそばにいることが、本能的に受け入れられないのだろう。

ゆうたまの休息

病室から看護師が去り、ようやく安心したゆうたま。とたんにご機嫌になる。ベッドで無邪気に遊びだした。まさに檻の中に飼われた子猫のような姿に、ついつい笑みがこぼれてしまう。いつもは家の中を縦横無尽にハイハイで動き回るゆうたま。今はこのベッドの上のわずか1.8平方メートルだけが君のキングダムなのだよ。

病室のゆうたま

看病を妻と交代する。自宅に戻ってシャワーを浴び、着替えを持ってくるためだ。二時間半程度のわずかな時間が妻に許されたフリータイムなのだった。

そのうちにつかれてしまったのか、寝てしまったゆうたま。入院前は抱っこしなければ絶対に眠らなかった。放置していたら泣き疲れて眠ったことはあるが、基本的に抱っこかおっぱいをしなければ入眠しない。それが入院したら、抱っこせずとも眠るようになっていた。これは助かる。非常に助かる。

眠るゆうたま

ゆうたま、退院までもうちょっとの辛抱だよ。 妻が病院に戻ってきた。私は妻の実家にいるけいたまを迎えに行って、久々の父子家庭を楽しむとしよう。

けいたま 晩御飯

久しぶりのパパご飯。豚肉とカブのけいたま爆食い。いつもはのんびりと食事をするけいたまだが、美味しいと認識したときは、素早く食べる。明日も美味しいご飯を作るからね。

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