けいたまとゆうたまがゴッツンコ
妻から連絡があった。
「けいたまとゆうたまが頭をぶつけたんだけど、大丈夫かな。」
何があったのか聞いてみると、けいたまがゆうたまに向かってダイビングしたらしい。石頭のけいたまはけろっとしているが、ゆうたま大泣き。コブもできていたが、しばらくしたら泣き止んで、そのうちに指をしゃぶり始めて寝てしまったそうだ。
確かに心配だ。だが、当たったのは二歳児の頭だ。赤ん坊でも、頭蓋骨はそれなりに固い。頭をぶつけて問題人あるようなら、ぐったりするとか、呼吸してないとか、泣き止まないとか、ミルクを飲まないなど、普段とはかなり異なる様子が続くはずだ。
指をしゃぶって寝てしまったのなら、問題ないと思うので、明日も様子を見て、おかしいそぶりがあれば、相談電話にかけてみたらいいよ。妻に伝える。
結局、何事もなく、無事に過ぎたのだった。
翌日、自宅に戻った私の前で、けいたまがイスの脚に頭をゴッツンコ。大泣き。抱っこしてあやすと、私にしがみついてくる。けいたまが私の背中を右手でばんばんとたたく。
「昨日は泣きもしなかったのに…」
妻が冷めた目でけいたまを見る。これは完全に甘えだ。パパだから甘えているのだ。
これだから女ってやつは…(笑)
二歳児の行動は予測不能だ。ゆうたまは常にけいたまから隔離しておくように、妻と相談したのだった。
ゆうたま 発熱
この日は朝からゆうたまの体温が少し高めだった。元気そうだし、普通に笑うし、おっぱいもよく飲む。生後三ヶ月はまだまだ自分で体温調整ができない。とはいえ、発熱は心配だ。なんらかの炎症を起こしてるかもしれないし、感染症の可能性だってある。
生後六ヶ月くらいまでは、母乳をしっかり飲んでいれば、母親の抗体を受け継ぐので、病気にかかりにくいとはいうが、人混みに連れて行ったり、急激な室温の変化は避けるようにしなければならない。
妻はゆうたまを連れてスーパーに買い物に行ったからかなあと話している。内地では気温が四十度に達し、本格的な災害レベルになっているが、沖縄では三十五度すらありえない。亜熱帯気候だが、猛暑日はほとんどない。記録されたのは5回だけだという。けいたまを保育園に送った帰りに、鳴いているクマゼミを見つけた。
とは言え、外は暑いし、屋内はクーラーがガンガンついて寒いくらいだ。ゆうたまにとっては過酷な環境になっているやもしれぬ。医者に行くのは早急なので、妻と相談し、明日も熱が下がらなければ、病院に行くことにした。
夕食はツムブリだ。沖縄で取れる青魚だ。ブルーの魚ではない。サバやアジの仲間だ。こちらではよく売っている。食べてみたところ、サバとアジを足したような味だ。ならば酢締めにしたら美味かろうかと作ってみた。
なかなかイケる。今度も作ってみよう。
その日の夜、ゆうたまはご機嫌斜め。ぐずって寝ない。私は力尽きて眠ってしまったのだが、翌朝、妻が言うには、夜中に突然、ゆうたまが笑い出したかと思ったら、体温がスッと下がっていたという。それからしばらくご機嫌で、全然眠る気配のしないゆうたまを、一時半まで相手していた妻。
お疲れ様。
何はともあれ、翌朝には何事もなかったかのような体温とご機嫌のゆうたま。秋には生後半年になる。この辺りからやたらと熱を出したり風邪を引いたりするから、要注意なのだ。
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