2024年3月28日
けいたまとゆうたま

ゆうたまの発熱 解熱剤は入れるタイミングが肝心

三日前から再びゆうたまが発熱した。日曜日に発熱、38.7度。月曜日の朝には平熱に下がるも、病院に行くと「鼻風邪」と診断される。

「座薬(解熱剤)はありますか?」

との医師からの質問に戸惑う妻。すでに平熱だというのに、なぜに座薬の有無を問われるのかが分からぬ。症状からインフルエンザではないとのことだ。

夜になり私が帰宅。夕方は問題なかったが、夜には発熱。39度を超えた時点で妻が座薬を入れるも、体温はさらに上昇。ついに40度を超えた。

「救急病院に行った方がいいかな…」

不安そうな妻。うーん、確かに少し心配ではあるが、どうなんだろうか。上の子が熱を出した時もタクシーで新宿医科大学行ったものである。

そうだ、こんな時は#8000番に電話してみよう。夜間に子どもの容体で困ったときは、ここに電話するといいのである。ママたちの力強い味方であるが、パパにとっても同様である。厚労省のHPに詳しい記述がある。

一昨年にけいたまが泣いてばかりで寝付かなかった時も、妻がここに電話してアドバイスに従ったら、けいたまがすぐに眠ってしまった。

さっそく妻が電話する。症状を説明する。

「熱が上がりきってないから、解熱剤が効かなかっただけですよ。」

なるほど。言われてみれば簡単なことだ。人間の体は、免疫が活性化するとプロスタグランジンが生成される。こいつが脳の視床下部に届くと、体温調節機能が、体温を上げるように身体各部に指示を出す。解熱剤はプロスタグランジンの生成を邪魔することで、体温を上げないようにするのだが、解熱剤の量よりもはるかに多くのプロスタグランジンが体内で生成されれば、解熱剤は効かない。

これがいわゆる「熱が上がりきっていない。」状態なのだ。焦らずにゆうたまを見守る。

「先生はこれを予測していたんだね。」

妻が感心したように言う。

翌朝には体温が下がっていた。しかし、夕方になると再び熱が上がる。またまた40度超え。世界はまだ小さなけいたまに世俗の洗礼を浴びせ続ける。免疫機構の発達を強制する。こうして人間は医学的に強くなるのだ。子供とメダカは熱に強い。40度くらい、なんてことはないのだ。

頑張れ、ゆうたま。

こちらの記事もどうぞ: