2024年4月20日
いたずらゆうたま

最近のふたり ゆうたま退院 その後

病院から生還したゆうたまは元気だ。収監前は夜でも眠りが浅く、ちょっとした物音で目を覚ました。一回で眠る時間も短く、夜中に何度も起きていたので、妻も辛そうだった。食事の量も少なかった。

それが今では長時間、ぐっすり寝る。食事の量も増えた。病院で出された食事はほとんど食べなかったのに、私の作る離乳食はものすごく食べる。生後九ヶ月にして、すでにグルメなのか。上下に歯も生えて、授乳中に乳首を噛まれた妻が声を上げている。にこにこしながら、やたらと大きな声を出す。叫ぶのが楽しいようだ。生まれた時も大音響で泣いていただけに、この声量なら歌手にでもなれるだろうかと、まさに親バカなのである。

結局、収監前から機嫌も体調も思わしくなかったのが、風邪、肺炎、突発性発疹の三連荘で高熱を出した上に、抗生物質の点滴投与で体内の病原体を一掃。これ、まさにデトックス。スッキリしたのか、体調がすこぶる良くなって、よく食べて、よく遊んで、よく眠る。なのですこぶる機嫌がいい。

おきがえけいたま

三歳になったけいたまは、いつのまにかひらがなを読めるようになっていた。トイレトレーニングはまだまだ上手くいかないが、YouTubeで覚えたエビカニニクスを歌いながら踊っている。たまにテレビのCMも口ずさんでいる。

「じゅーたろおーほおむー」

それはライバル会社だからね。パパの会社じゃないから。仲いいけど。

二人の成長を楽しみに毎日を過ごす。あと十年もすれば思春期、反抗期。性ホルモンが分泌され、親を避けるようになる。独り立ちの準備だ。付かず離れずの距離で見守れば、数年後には仲の良い大人の親子になれるだろう。そして結婚、出産。私はボケずに見届けることができるだろうか。健康体で九十歳まで生きねばならぬ。

こちらの記事もどうぞ: