2024年3月28日
自家製フォー

ゆうたまの退院 久しぶりのおうちごはんはフォー

ゆうたま退院

入院六日目。ついにゆうたまが退院することになった。熱もすっかり下がり、体中に発疹が多少は残るものの、容態はすっかり落ち着いた。まだ少し痰が絡んでいるが、数日ほど経過観察して終わるとのことである。

医師の見立てはこうである。第一波はウイルスによる風邪である。高熱で免疫システムを活性化させ、辛くも勝利した。しかし、被害は思わぬところに起きていた。鼻水が気管支に落ち、常在菌が肺で繁殖して内部から浸食。まさに第13使徒、まるでエヴァ参号機。第二波の細菌性肺炎で再び高熱。

緊急入院。

肺炎は抗生物質で抑えられたものの、体が弱っているゆうたまに、第三波が襲い掛かった。突発性発疹。乳幼児がかかるウイルス性疾患である。そして三度目の高熱。これもしのぎ、熱が下がって落ち着いたところで、発疹が出たとのことだ。

とにかく無事に出所したゆうたま。なんだか入院前よりもワイルドになったようだ。ご飯を食べる量も増えていた。入院食が口に合わなかったんだね(涙)

ゆうたま

夜もぐっすりと眠るようになった。入院前は夜中に何度も起きていたのがなくなった。きっと、以前から調子が良くなかったのだ。それが今回の入院で高熱と抗生物質でデトックスされ、病原菌もウイルスも体外に排出された。おそらく今のゆうたまはすこぶる調子がいいだろう。しかし、現実はそう甘くはない。

生後11ヶ月のけいたまが保育園に入り、慣らし保育を終えるまで三ヶ月を要した。年末年始を挟んだこともあるが、生後九ヶ月頃からの発熱である。母乳の免疫が切れて、自分自身の免疫システムで生き延びなければならない時期だ。三歳まではとかく熱を出すものだが、特にこの一歳前後が人生最初の山場なのである。

妻のランチ

ゆうたまと一緒に病院から帰宅した妻。ランチに何を食べたいか尋ねると、フォーだという。

ああ、変態仮面…

ではなくて、ベトナムの麺料理である。キッチンには香港で買ってきたセンヤイがある。これはタイヌードルのきしめんみたいなやつで、フォーの代わりになるか。スープは中華鶏がらスープをベースにナンプラーで味を整える。具はもやしとパクチー。さらにサンエーで売っているローストポークを使う。下手なチャーシューよりもよほど美味くて、柔らかいのだ。もちろん、レモンではなくライムを添える。

自家製フォー

さあ、食べるがいい!妻は大喜び。

「普通の家庭でね、お昼にフォーが食べたいって無茶振りしても、出てこないよ。」

嬉しそうに食べる妻。よかった。お勤めご苦労様でした。

こちらの記事もどうぞ: