ゆうたまがおっぱいを飲んだことを確認し、記憶に残るまずい昼食を食べて自宅に戻る。さて、レイアウト変更だ。まずは山のようなコミック本の整理をする。3LDKを2LDKに変更するのだ。かなりの力仕事だ。けいたまがいたら大喜びで手伝ってくれるだろうが、二歳児のことだ。散らかすだけなので、実家に預けた隙に片付ける。飛び火が治るまでは登園禁止なのだ。
夕方、妻の実家にけいたまを迎えに行く。車の中でけいたまとお話し。
「けいたま、妹が産まれたんだよ。」
妻と娘の画像を見せる。けいたま、固まる。
「ゆうちゃんだよ。けいたまの妹だよ。」
理解できないらしい。退院まではまだ時間がある。沖縄では麻疹が流行しているために、幼児の見舞いは禁止されてしまった。主治医は短時間ならいいと許可をくれたのだが、病院の入口でチェックをされるために、見舞いに行くことができない。ならば、毎日、画像を見せるしかないだろう。
夕食はさわらの照り焼き、半熟玉子に冷奴とご飯だ。食事前に野菜ジュースを飲んだ。けいたま、全部食べた。私の照り焼きまで食べた。すごい食欲だ。
その後、テレビではなく、iPadでアンパンマンを見せた。気に入ったらしい。せっかくなので、丸いスピーカーから音を出す。気になるらしい。iPadをつかむ。スピーカーとじゃれる。iPadをつかむ。スピーカーとじゃれる。この繰り返し。ぬいぐるみやおもちゃじゃないんだけどな。あー、スピーカーはボールじゃないんだからか、投げちゃダメだよ。
お風呂に入って、足に薬を塗ってガーゼで包む。薬とミルクを飲んだら歯磨きをして、寝る準備が完了。しかし、この日のけいたまはなかなか寝ない。部屋を暗くして寝室に連れて行ってもゴロゴロしてなかなか寝ない。二十分ほどして眠ったようなのだが、なんだか落ち着かない。
もしや。
確かめると、オムツがパンパンだった。取り替えたらすやすやと眠った。深夜、けいたまがまた動き出した。夢遊病者のようだ。オムツがパンパン。取り替える。それでも落ち着かない。足をボリボリ掻こうとする。
もしや。
窓を開ける。いくら南国とはいえ、この時期、深夜の沖縄はそれなりに涼しい。冷たい空気が部屋に入ってくる。
寒い。
毛布をかぶる私を横目に、けいたまは足を窓に向けてスヤスヤ。どんだけ暑がりだよ。
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アラフィフで再婚して二人の子どもを授かりました。妻は初めて、私は二度目の育児を夫婦で頑張っています。