2024年3月29日

ゆうたま 生後一ヶ月 吐き戻しをさせない方法

出張から戻った日の夕食は午後十時だった。家に着いたのが六時半。それから食事の支度をしつつ、家の片付けをする。私がいない間、妻は実家に戻っていたために、家のことが何もできていなかった。ゆうたまは、母乳やミルクを飲んでは、すぐに吐き戻してしまう。着替えさせては、また授乳。

エンドレスだ。

妻は睡眠不足が続いており、朦朧としていた。先にけいたまの大好物、カレイの煮付けを作り、ご飯と混ぜてけいたまの前に置いた。

ものすごい勢いでがっつく。無言で食べている。

「もう一回!」

けいたまがお代わりをご所望だ。結局、大人用の茶碗一杯のご飯と、煮魚ふた切れを完食。いつもこれくらい食べてくれると、手がかからなくていいのだけどなあ。アジを酢締めにし、ヤリイカをさばく。イサキは買うときに三枚におろしたもらった。タコは簡単だ。野菜をせいろで蒸し、メインは福岡空港で買った角煮まんなのだ。

アゲハチョウ
けいたまを保育園に送った帰りにみかけたアゲハ蝶

翌日になっても、ゆうたまはあまり寝なかった。妻が限界に近づく。私が面倒を見るので寝るように言う。日曜日で保育園も休みだ。気分転換も兼ねて、お昼に妻が買い物に出て行った。ゆうたまが起きたのでミルクを飲ませて、ゲップをさせる。けいたまはアンパンマンの動画を見ながらご満悦だ。大量の洗濯物を洗い、妻は買い物ついでに、コインランドリーにシーツを乾燥させに行った。

この頃から私もだるくなってきた。夕食は天ぷらとジンギスカンだ。初めて羊肉を食べるけいたま。美味いらしい。天ぷらなら野菜も平気で食べる。海老天を食べてのも初めてではないだろうか。最近は少しずつ野菜も食べるようになったけいたまである。

夜になる。ゆうたまは相変わらず、少し飲んでは少し寝て、の繰り返し。午前三時、目が覚める。だるい、咳が出る、喉が痛い。ゆうたまは何日もウンチが出なくて苦しそうだ。妻がベビーオイルを塗った綿棒をゆうたまのお尻に挿す。

大放出。おむつダム崩壊寸前。

あわや大惨事になるところだった。大量のウンチを放出したゆうたまは、表情までスッキリしていた。その後はスヤスヤ。ようやく長い眠りについた。

時計はすでに午前四時半。六時半には家を出て、朝一の便で東京に行くのだが、無理だ。体調が絶不調だ。会議の資料を完成させて、欠席の段取りを済ませたときには、午前七時を回っていた。妻はグッタリとして寝ている。無理もない、ここ何日かろくに寝ていなかった。

午前九時に重い体を無理やり起こし、けいたまを起こす。時間もないので、朝ごはんはパンとミルクで済ませる。何気に食べるけいたま。妻も起こして、保育園に行く準備をする。妻が家を出たのは午前十時だった。

私がいなかったら、妻は起きることができず、けいたまは保育園に行けず、妻は休むことができなかったと思う。ゆうたまはスヤスヤ。ここ何日かの睡眠を取り戻すかのようだ。

昼食は味噌ラーメン花山椒入りを作る。妻には好評だった。片付けを済ませると私も寝た。爆睡だ。一時間ほどで起きると、買い物に向かう。しかし、頭が回らない。だるい、眠い。ぼーっとしながら、ゾンビのようにスーパーをウロウロとする。

今晩、俺は何が食べたい?

分からない。

とりあえずサンマとカツオをゲットした。家に帰ると再び寝た。目が覚めたのは午後六時半を回った頃。妻がけいたまを迎えに行った。その間に夕食を準備する。秋刀魚の塩焼き、カツオの刺身、ツマを作ってカニかまと明太マヨであえる。竹輪にキュウリを入れてつまみを作る。大根をおろす。冷奴は薬味で食べる。

秋刀魚の塩焼きと大根おろしをご飯にあえてけいたまに差し出す。またもや無言で食べ始める。冷奴も食べる。

「もう一回!」

おお!今日もお代わりだ。本当にけいたまは魚が好きだ。私たちも一緒にご飯を食べる。

ぐっすり寝ていたゆうたまが起きて泣き出した。けいたまがアンパンマンの人形を持ってベビーベッドに走っていく。ゆうたまをあやそうとしている。少しずつお姉ちゃんになってるのだなあ。二歳児なりにできることを考えてるのだろう。なにかと親の手伝いもしてくれる、優しい子だ。いいお姉さんになると思う。

ゆうたまがぐっすり寝るようになったのは便秘が解消したからだが、すぐに吐き戻すのは治らなかった。

ネットで調べる。

  • 赤ちゃんは満腹中枢が未完成
  • 赤ちゃんはお腹がいっぱいでも、お腹がすいた仕草をする。
  • 赤ちゃんは乳首を咥えたら飲んでしまう。

で、吐き戻しをさせない方法は?実に簡単だった。

授乳間隔をしっかり空ける。

三時間ほどきっちり空ければ、吐き戻ししなくなると書いてある。確かに以前は三時間以上の間隔をあけて飲ませていたし、吐き戻しもあまりしなかった。お腹いっぱいなのに、吐き戻したからと飲ませて、負のスパイラルに陥っていたのだ。

これで便秘と吐き戻しの対策は十分だ。毎日4〜5枚もゆうたまの服を洗濯することもなくなるだろう。

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