妻から連絡があった
「日曜日にけいたまが足をかゆがって、いっぱい掻いたら液が出てきて、足がすごく腫れてるので、医者に連れて行く。」
けいたまは乾燥肌で暑がり。足首の皮膚が荒れてしまうので、風呂上りには保湿のために蜜ろうを塗っている。それがひどくなったのかと思ったのだが、医者で診断された結果は「飛び火」。子供がよくなるやつだ。
原因はブドウ球菌。水ぶくれができて、そこを掻いて破ると、漏れた液には菌がいるので、汚れた手で掻いたところに菌が伝染してどんどん広がっていく。飛び火のように寝てる間に伝染されることからこの名があるそうだ。
この日は東京に行き、会社の役員会をいつもの香水亭でランチをしながら行う。安定した旨さだ。だが、ご飯を食べ終えてからちりめん山椒を持ってこられても困る。糖質制限してる人間でも、ちりめん山椒だけを食べることはしない。塩分過多になる。

役員会を終えると、羽田から沖縄行きの飛行機だ。那覇に着き、自宅に戻る。実家に泊まっていた妻も家に戻っていた。私が妻の車のキーを持ったまま出張に出てしまった。キーは二つあるのだが、一つが行方不明だ。妻が義母に渡したのだろうと思い込んでいたのだが、義母は預かっていないという。そのために妻は車を使うことができなかった。
翌日、何とは無しに私が紙ゴミの詰まった紙袋を漁ったら、キーが出てきた。
けいたまがイタズラしたな。
飛び火は思ったほど酷くなかった。ネットに転がる画像は酷いものが多くて、とても心配だったのだが、ああそうか、ネットに転がっている画像は重症例ばかりだ。二歳児の新陳代謝は激しい。傷もすぐに治るだろう。
という考えが甘かったことを後に知ることになろうとは、このとき予想だにしていなかった。
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アラフィフで再婚して二人の子どもを授かりました。妻は初めて、私は二度目の育児を夫婦で頑張っています。