2024年4月24日
ブロッコリーサラダ

けいたまとパパ、ゆうたまとママ 二人暮らし

けいたまと一緒

ゆうたまが入院しているので、自宅ではけいたまと二人だ。妻はゆうたまの面倒を見るために、病院で過ごしている。久しぶりの父子ふたり生活をこころなしか楽しんでいるようだ。妻が言うには、久しぶりにパパを独り占めできたからうれしいんだよ、とのことである。朝もきちんと起きて、自分でズボンもはいていた。

けいたまがズボンをはいた

三歳児はいろんなことができるのだなぁと感心する。言葉を話し始めると、吸収する知識が急激に増えるのだろうか。バージョンアップの速度が激しいように感じる。こうしていろんな経験を積んで成長していくのだと改めて思うのだ。

けいたま朝食

朝ごはんは、なにか布巾が気になったのか、研究しながら食べている。けいたまは食事の時間が長い。朝ごはんは1時間、夕食は1時間半かかる。急いで食べさせようとしても、なかなかうまくいかない。考え方を改めて、ゆっくり食べるか、時間がない時は途中で打ち切ることにしている。

けいたまの食事の手が休んでるのを見て、もう食べないのかと尋ねると「ごちそうさま」と手を合わせるのだが、実はけいたま、これが食事の半分くらい。ごちそうさまをして椅子から降りると、再び食べだす。座っているのに飽きるようだ。ところが、けいたまの集中力は半端ない。ゆうたまがダメな子に感じるほど、けいたまの集中力はすさまじい。ゆうたまが普通で、けいたまが異常なのだ。

けいたま

お昼前に義妹と義母がけいたまを迎えに来る。どこかに遊びに行くので連れて行ってくれるそうだ。お気に入りのアンパンマンリュックを背負って、ご機嫌のけいたまでした。

ゆうたま退院なるか

入院五日目。本日は日曜日。私は昨日と同じく、銀色のクーラーボックスにランチを持って病室に入る。連日、このクーラーボックスを持ち、そそくさと病院内を歩いていたら、看護師たちから赤十字社の人と勘違いされていたと妻が笑っていた。血液などを入れるクーラーボックスと似ていたらしい。そそくさと歩くのも特徴なのだとか。しかし、その実態は、いつもマスクを忘れていたので、職員らにバレないよう、下を向いてさささっと歩いていただけなのである。

眠るゆうたま

ゆうたまはようやく体温も下がり、発疹も収まってきた。ウイルスや病原菌との戦いで疲れたのか、ゆうたまはずーっと寝ている。一緒にランチを済ませると、妻は自宅に戻った。入浴して着替えて、わずかだが一人でのんびりしてから病院に戻る。けいたまの戻りは17時。それまでに買い物を済ませて帰宅せねばならぬ。夕食の準備はすでに終えてある。

外はいい天気。穏やかな日曜日。とても一月とは思えない。沖縄本島の北部では桜が咲いている咲いているはずだ。那覇ももうすぐ咲くだろう。ゆうたまはよく寝ている。

妻が戻ってきた。今日も熱が上がらずに、明日も問題なければ、そのまま退院とのことだ。よかった。ついにゆうたまは勝利したのだ。己の生命力をすべてかけ、自然の摂理に抗い、淘汰されることなく生き残ったのである。これが幼子の潜在能力なのだ。とにかく、あと二年ほどは頻繁に発熱するので、要注意である。

けいたまの晩御飯

自宅に戻ると18時頃にけいたまが帰ってきた。さあ、晩御飯を食べよう。今日は煮物と肉豆腐だ。パパはブロッコリーのサラダも食べちゃうよ。

ばんごはん

肉豆腐には作っておいた温泉たまごも入れちゃおう。三歳児に生玉子は少し早いが、温泉たまごなら無問題である。作り方は生玉子を熱湯に沈めて放置するだけだ。

けいたま、行儀悪いけど、食べっぷりがいいので許す。煮物は大好きだし、お肉も卵も好物なのだ。和風だしの効いた料理を好んで食べる。玉子はどんな料理にしても、好んで食べる。お肉は焼いても、揚げても、煮ても食べる。生野菜と緑色のものは口にしない。但し、所詮、三歳児。それを分からなければ平気で食べる。味が嫌なのではなく、見た目が嫌らしい。その割におもちゃの包丁でトマトやピーマン、ニンジンを切って遊んでいる。本物のトマトを見せると、笑ってごまかされる。

「違うよー!」

違くないよ。これ、トマトだよ。

今日もけいたまは晩御飯を完食だ。よかった。小さい頃は食が細かったが、今はたくさん食べるようになった。コメの減る速度が速い。最近はゆうたまもご飯を食べるようになった。数年のうちに、私と妻の食事の量を上回るだろう。

そだち盛りだ。

こうして愛らしく成長し、思春期には少し距離が離れて大人になり、私たち夫婦から巣立っていくのを見守れるのは、あと何年だろうか。すでに五十路の私に残された時間は多くない。家族と一緒にいる時間を大切にして生きていこう。

けいたまとゆうたまが母親になった時、このブログが役に立つとうれしい。もちろん、ハルハルもね。

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