2024年4月25日

妊娠27週目 ~けいたま 初めてのインフルエンザ~

妻の容態

北海道の出張から自宅に戻った。ひとりだ。けいたまは妻の実家にいる。出張帰りはいつもボロボロなので、妻がけいたまを実家に預けておけばいいよと言ってくれた。幸い、けいたまは実家でも特にパパもママも探すわけではなく、ばあばと遊んでいたが、義母はけいたまがご飯を食べないと困っていた。

深夜、ものすごい悪寒に襲われた。インフルエンザかと焦って熱を測るが平熱。部屋の中は暖房で20度以上ある。毛布とタオルケットを四枚被って寝た。翌日は微熱と頭痛。一日中ゴロゴロして、録り貯めたドラマを見る。

二年前に録画した「紅殻のパンドラ」が面白かったが、最終話だけが録画されていない。引越しでバタバタしてた時期なので、録れなかったのだろう。

妻が入院前に録画しておいてくれた2018冬スタートのドラマを見る。

「アンナチュラル」、オモロイ。理系にはたまらん。今回イチオシ。孤独のグルメとはかけ離れた松重豊の役どころも見ものだ。

「BD」、キムタク好きじゃないけど、オモロイ。こういう役もできるんだなあ。豪華出演陣だ。

「ファイナルカット」、亀梨主演。まあまあ。山猫よりシリアスだけど、造りが似てる気がする。

「もみ消して冬」、テンポ悪い。つまらない。一話を最後まで見ることなく、すべて消去。

あ、昨年録っておいた「刑事ゆがみ」。原作も好きだけど、浅野忠信すげえ。原作より断然いい。アニメではこうはいかない。俳優のすごさを見せられた気がした。

海苔を食べるけいたま

翌日、体調が良くなったので、妻の見舞いに。スマホの充電ケーブルや着替え、水などを持っていく。なんせ、切迫流産の入院は二十四時間点滴だ。風呂に入れるのも月水金だけ。移動範囲も入院しているフロアのみ。売店にも行けないから、物資の補給がないと大変なことになる。

妻は頭痛が辛いというので、外の空気を吸いに行こうと、同じフロアにある屋外スペースに向かった。少し肌寒かったが、暑い部屋から出た妻は気持ちが良いと言う。新鮮な空気を吸ったことで、頭痛も治ったようだ。その日は夜まで頭痛がなかったと話していた。

さて、翌日。入院して10日目の検診。結果は18ミリ。入院時には20ミリあったのに、なぜか短くなっている。

なんでやねん!!!💢

まだ27周目。あと9週間は入院だろうか。そうなると退院は4月かなあ。出産前にけいたまと三人でお泊まりに行こうと話してるのだが。

ちなみにけいたまのときは、出産3日前に埼玉から浜松まで妻の運転で仕事に行った。妻はうなぎが食べたいとのことであった。帰りも妻の運転で帰宅した。翌日、入院して、さらに翌日にけいたまを出産した。

けいたま インフルエンザ

携帯に知らない番号から着信があった。ネットで検索しても、どこだかわからない。自宅と同じ町内にあることだけが分かった。保育園にけいたまを迎えに行くと、午後4時頃から急に発熱して、体温が38度だと言う。泣いていて機嫌が悪い。あれは保育園からの電話だったか。

分厚いジャンパーを着せて抱っこすると落ち着いたのか、泣き止んだ。寒かったみたいだ。家までは抱っこしたまま10分ほど。13kgのウェイトを持ってのウォーキング。いいトレーニングだ。帰宅して熱を計ると37.9度。確かに熱がある。

ミルクを飲むけいたま

けいたまを寝かせて、野菜ジュースを飲ませながらアンパンマンを見せる。しばらくして計ると37.4度。なんだ、下がってるじゃないか。食事にするが、けいたまは肉しか食べない。というか食欲がない。ミルクが欲しいという。調子悪いからかな、とミルクを作り、飲み終えてから体温を計ると38.6度。インフルエンザなら体温下がらないよなぁと思いつつ、とりあえず解熱剤の座薬をけいたまに入れる。けいたま、激怒。大泣き。大人だって、ケツの穴にこんなものを入れられたら大変なのは、肛門科を受診したときに経験済みだ。その後、いつもの時間に就寝。二人で布団で寝る。

深夜二時、けいたまが起きる。泣き始めた。熱を計ると38.5度。水を飲まそうとするが嫌がる。のどが腫れて飲み込むのが辛いようだ。それでものどが渇いたのか、50mlほど水を飲んだ。少し落ち着いたのか、静かになるが寝てはいない。私もけいたまの様子をうつらうつらしながら観察していた。4時頃、けいたまギャン泣き。体温は39.3度。この泣き方はもしやと思い、けいたまに声をかける。

「ミルク飲むひとー!」
「あい」

けいたまが手を上げる。ミルクを200ml作り、哺乳瓶を渡すと、けいたま一気飲み。決して二歳児に「御馳走さまが聞こえない!」などとしてはいけない。酒じゃねーんだよ。宴会か?と一人ボケツッコミを心の中で静かにくり広げながら、けいたまの様子を見る。

昨晩の解熱剤は早まったかもしれない。もう少し体温が上がってから解熱剤を入れないと、体の免疫機能が活性化されないのかもと考え、今回は解熱剤を入れなかった。ミルクを飲んで、けいたまご就寝。

朝方、隣に寝ているけいたまの泣き声で目を覚ます。体温を計る。39.6度。

「ミルク飲むひとー!」
「あい」

けいたま、手を上げる。200mlを作ると、またもや一気飲み。食欲はあるので、脱水の心配はなさそうだ。入院中の妻に連絡し、病院に予約を入れてもらう。午前8時。体温40.2度。けいたま、ぐったりしている。再度座薬を投入。嫌がる元気もないみたいだ。

1時間半後には37.4度まで体温が下がった。汗だくのけいたまを着替えさせたら、なぜか寝るのを嫌がる。うんちだ。風呂場に連れていき、おむつを脱がすと、まあ立派ないい感じのうんちが大量に。トイレに流してからけいたまのお尻を洗い、服を着せて横にする。だいぶ楽になったみたいだ。

けいたまインフルエンザ

予約した医者に行き、診察を受ける。耳鼻咽喉科にけいたまを連れて行ったのは初めてなのだが、診察台に私がけいたまを抱えたまま座り、看護士さんらと3人がかりでけいたまを押さえつける。なるほど、こうして鼻も耳も見てもらってたわけだ。インフルエンザ検査の綿を鼻にツッコまれて、けいたまギャン泣き。隔離された部屋で待機。検査結果は「インフルエンザA型」

ひゃー!

会計も隔離されたまま。処方箋は病院が薬局にファックス。駐車場の車の中で待機するように言われる。薬局の方と車の窓越しに薬を受け取り、会計を済ませる。まさにドライブスルー薬局。家に帰ると、すぐにミルクを作り、タミフルを入れて飲ます。私はこのあと出雲に向けて出張だ。けいたまを妻の実家に預け、空港に向かう。

この後、けいたまは体温が再び40度まで上がるも、夜には熱が下がり、元気いっぱいで眠りそうにないと、妻を通して実家から連絡があったのだった。

よかった。

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