2024年4月25日
けいたま三歳

ままごと動画と三歳児けいたまの気持ち

ままごと動画

けいたまはもうすぐ三歳児。保育園から帰ってきたからの楽しみは、iPadでYouTubeの動画を見ることだ。アンパンマンのおままごと動画がメインだが、そこから派生してなのか、しまじろうにドラえもん、最近ではメルちゃんという愛育ドールの動画まで観ている。

アニメ作品では複数のメインキャラやアニメ以外のキャラと共演というのはなかなか難しい。大人の世界は権利関係が複雑で、子供の夢を演じる舞台裏は、なかなかドロドロしているのが実情だ。そんな大人の事情を超えてしまうのが「おままごと」。ドキンちゃんとのび太の共演だろうが、しまじろうとバイキンマンのコンビだろうが、なんでもありだ。

それをビデオカメラで撮影して動画にアップしている人たちがいる。再生回数もハンパない。最初にアップした人は天才だと思う。ついでに同じシナリオで外国語のセリフにすれば…おそらく誰かがすでにやっているだろう。

おもちゃで遊んでいるのを撮影しているだけだから、ものすごく低コストだ。クオリティは撮影や編集の腕前に比例するので、おのずと実力主義になる。

けいたまの気持ち

そんな動画でいろんな言葉も覚えているようだが、所詮は三歳児。まだまだ感情のコントロールは難しい。1日二時間までを目安にしているので、ご飯を食べてから寝るまで、もしくはお風呂に入るまでがけいたまのお楽しみの時間だ。しかし時間が来れば、鑑賞は終了だ。

「けいたま、iPad、停めようね。」

10秒ほど画面を見たあと、ポチッと画面を押して再生を停止する。

「うわーん!」

泣きだすけいたま。言うことを聞かなければならないと、頭では理解してるようだが、まだまだ観たいと言う気持ちは抑えられない。

かわいい。

けいたまを抱っこして話しかける。別のことで気をそらす。泣いたままでも、風呂に入れてしまえば遊び出す。

所詮は三歳児だ(笑)

欲求が満たされないと怒り出す、泣く。我慢できない。五歳になれば脳も成長、発達して我慢ができるようになるだろう。逆に認知症で脳が壊れると、真っ先に感情がコントロールできなくなることからも、理性や我慢というのは本当に脳の高次的な機能なのだと実感する。

自分の欲求が満たされない時、けいたまは「えーん!」と泣き叫びながら、走り去っていく。マンガみたいで、かわいい。見るたびに笑ってしまう。

子どもたちは、こうやって少しずつ人格が形成され、やがて大人になり、私と死別することになる。けいたまもゆうたまも私がアラフィフで生まれた子どもだ。この先、あまり一緒にいることはできないだろうから、来たるべき時までの時間を大切にしたい。

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