自宅でまったりと週末喜屋武海岸と八重瀬公園

焼うどんランチ

土曜日である。いわゆる週末である。先月の週末はほとんど家にいなかったが、今月は逆だ。週末にいないのは一回だけだ。まさかのそのピンポイントの週末に、妻の実家でシーミーをやると言う。

なんてこった。

またもやシーミーデビューがお預けになってしまったではないか。義弟が亡くなってからようやく三周忌も終わり、今年からようやく復活したと言うのに、まだ参加できない。己を運命を呪わずにいられようか。

昨晩もやはり飲みすぎて、調子が悪い。餃子を食って、カラオケに行って、締めは燻製とライスコロッケ。飲み会四連荘は確実に体力と健康を私から奪っている。体内からアルコール派生物質がすべて排出され、臓器が正常運転に戻るには、あと２０時間を要するだろう。それまではおとなしくしているしかない。

昨日、佐賀のスーパーで買ってきたもろもろの食材を使って、ランチに海鮮丼を食べる予定であったのだが、とても食べる気にはなれない。汁物が欲しい。お土産に買ってきたラーメンはこってりとんこつなので、とても食べる気にはならないし、袋ラーメンとカップ麺はなぜかほとんどが激辛系で、今の私には拷問でしかない。妻には申し訳ないが、なにか汁物で勘弁してもらった。

さて、何を食べようか。

冷凍庫にうどんがあると言う。あ、突如、私の脳裏にレシピがひらめいた。シーチキン缶を開け、菜の花と玉ねぎ、キノコと一緒に炒めてから、電子レンジで戻したうどんを合わせる。味付けはつゆの素ゴールド大さじ１のみだ。皿に移してかつお節をかける。皿に取り分けて食べてみる。

美味いじゃないか！

「あのね、汁系食べたいって言ってたよね？それがどうしたら焼うどんになるのか、意味が分からない。」

呆れながらも、美味しいを連発しながら食べる妻。けいたまはアンパンマンカップ麺にご満悦。焼うどんには興味を示さなかった。食いしん坊のくせに喰わず嫌いの多いけいたま。気まぐれに食べてしまえば、ガツガツ食べるのだが。

海鮮丼と砂浜と公園

なので夜は海鮮丼。甲イカにイサキ、アジは軽く酢締めにした。ご飯をよそって刻み海苔を散りばめ、付け合わせは大根のツマと大葉の千切り。けいたまたちにはイワシの塩焼き。それにお吸い物。ゆうたまがお椀に顔を突っ込んで汁を飲んでいた。二人とも出汁が大好きだ。けいたまは一人でイワシ二尾分をペロッと食べてしまった。

翌日はランチに再び海鮮丼を食べてから喜屋武の浜に行く。砂浜を歩くけいたまは虫が大の苦手。ヤドカリを見て怖い怖いと呟く。そのせいか、貝殻すらも怖がって触らない。綺麗でしょ？とヤドカリがいないのを見せてから、けいたまの手の上に置いた。綺麗だねーと言いながら、砂浜に貝殻を投げつけていた。

次に八重瀬公園に行ってみた。桜の名所なので春は訪れる人が多いのだが、この季節には人がいない。それもそのはずだ。虫がものすごいのだ。頭がオレンジ色の羽虫が大量に交尾しながら飛んでいる。

ケバエだ。蚊やハエの仲間である。幼虫は腐植物を食べて分解し、成虫は水は蜜を餌に一〜二週間ほどで死んでしまう。人間に害はない。だが、やたらとまとわりついてくるので、気持ちが悪い。不快害虫と呼ばれるだけはある。

この公園の麓には養豚場があり、そこで幼虫が大量に育つのだろう。糞が大好物だ。森の掃除屋さんであり、人間には害を与えないのに、嫌われてしまう悲しい生物。この季節に八重瀬公園に来てはいけない。ベンチで昼寝をしている男性がいたが、よく大丈夫だなあと、妻が感心していた。

白い花が咲く緑色のグラウンドを嬉しそうに走り回るけいたま。子どもは体を動かすのが好きだから、広い場所に連れてこないとダメなのだ。摑み歩きし始めたゆうたまも、二ヶ月後には一緒に走り回っているだろう。

帰宅して夕ご飯はあり合わせ。帰りのスーパーで見つけた美味しそうなホタルイカと、金曜日に作っておいたソーキの野菜煮込み、冷凍庫の王将餃子ふたパック。綺麗に焼けた。けいたまは王将餃子が大好きなのだ。煮込みなら野菜も食べる。

パスタランチ

月曜日、朝から出勤だ。朝食に佐賀で買った塩鮭を焼く。身がホワホワ。解凍した自家製イクラと合わせてごはんにトッピングすると、けいたまがガツガツと食べていた。

朝礼と経営会議が終わったら帰宅。ランチにパスタを作る。菜の花、プチトマト、たまねぎ、キノコに甲イカのゲソ。ニンニクとオリープオイル、ハーブ塩、コショウで味付けする。食べる時はチーズをかける。いつもは電子レンジでパスタをゆでるのだが、鍋で茹でた方が美味しいことに気付いて、ちゃんと茹でてみた。妻が美味しいと喜んでいた。うん、自分でも美味いと思う。