2024年3月29日
お刺身

バタバタとゴールデンウィークを過ごす

家の片付け

いよいよゆうたまと妻の退院まで数日となった。私も出張から帰れば、しばらくは自宅にいる。世の中はゴールデンバウム王朝、ではなくゴールデンウイークだ。帰ったら銀河英雄伝説を観なくては。それよりも、自宅を3LDKから2DKにレイアウト変更せねばならぬ。

現在の三部屋の用途はこうだ。寝室、書斎、マンガ倉庫。寝室と書斎はドアで仕切る構造なのだが、このドアを解放して書斎と寝室を一部屋にする。書斎の机と椅子をマンガ部屋に移動させる。そのために推定1500冊のマンガをダンボールから出して整理しなければならない。

一人でできるのだろうか。

かなりの大工事だ。これを36時間で終わらせねばならぬ。妻が言う。

「無理だよ。」

いや、男なら、無理だと分かっていてもやらねばならぬ時がある。

なんくるないさー。

あらかじめ作業項目を列挙し、計画書を作成してから取り掛からないと、永遠に終わらなさそうな気がする。頑張ろう。新しい家族を迎えるためにも、ここは踏ん張りどきなのだ。

ゆうたまの帰宅

4月30日に出張から自宅に戻った。けいたまは実家にお泊りだ。飛び火のために保育園には行けずじまい。私はゆうたまと妻を迎えるために、自宅のレイアウト変更中だ。自分でも無理かもと思っていたが、なんのなんの、かなりイメージに近づけることができた。引っ越しと同様、いろんなものが出てくる。けいたまが保育園で初めて作った工作。妻に連絡する。記念に取っておきたいという。

けいたまの作ったミノムシ

気持ちは分かる。

だけど、これをいちいち取っておいたら、ゴミがどんどん増えるだけだ。映像で記録しておけばいいだろう。そもそも、けいたまにはこれを制作した記憶もない。人間が記憶できるようになるのは三歳頃からだ。脳に「海馬」という器官がある。大人になって、事故や病気で海馬を損傷した人は記憶することができなくなる。生まれたときは海馬は未発達で、三歳頃に機能し始める。だから、ほとんどの人の最初の記憶は3歳なのである。

私は4歳頃の記憶はハッキリとある。父が再婚して母が来た。「新しいお母さんだー!」と叫んで、母に抱きついたのを覚えている。母の服装も覚えている。大人になってから母に確認したが、私の記憶は正確だった。

なので、断捨離だ。妻も同意した。

ゆうたまが着る服を洗濯しておいた。たたみながら、二歳児となったけいたまの服と新生児用のゆうたまの服を比べて、愛おしくなる。こんなに小さかったけいたまが、今は喋り始めている。どんどん可愛くなる。ゆうたまもまだまだ小さいけど、1〜2ヶ月後には、オムツも、哺乳瓶の乳首も、服もすべてが小さくなっているはずだ。

なんだかんだで2日間。ゴミも大量に発生した。特に資源ごみと粗大ごみがそれなりの量に。この地域では木曜日、つまり妻とゆうたまの退院する日が資源ごみの回収日だ。すっきりして家族を迎えたい。

片付ける段ボール

憲法記念日の5月3日、ゆうたまは生後7日目だ。粗大ごみを出そうとしたが、天気は雨。紙ごみは雨天では回収されない。いつもなら、早朝から資源ごみをインターセプトする人たちがいて便利なのだが、雨が降ると来ない。

無念だ。

ゴミは翌週に持ち越すことにして、昼過ぎに病院に向かう。前回の一時退院の時は、頑なに病院食を拒否した妻であったが、出産後は打って変わって献立が素晴らしくなったというか、エサから食事に変わったので、昼食後に退院することにした。

糖尿病になると大変だなと、毎回思う。

知人にもインシュリンを打っているのが数名いるが、彼らはバランスなどまったく考えずに、低血糖だけに気をつけて、好きなものを食べている。

糖尿病は食事コントロールが重要なのではなかったのだろうか。

最近は糖質制限が流行り、私も食事に気をつけている。意識しているわけではないが、気がつくと食べているものが肉と玉子とチーズ、いわゆるMEC食になっていることもある。出張が多いし、食べるのが好きなので、メリハリをつけないと太ってしまう。ただでさえデブなので、体重を緩やかに減らさなければならないが、現状は増やさないことでいっぱいいっぱいだ。

糖質制限食

しかも、世の中の美味なるものは大半が炭水化物だ。蕎麦、うどん、ラーメン、どんぶりにパスタ、カレーなどなど。お土産コーナーで炭水化物を省くと、買えるものが調味料か干物、珍味くらいしかないのが事実だ。

妊娠糖尿の原因は、胎盤によってインシュリンの効果が抑えられることなので、体内から胎盤がなくなれば、インシュリンが働き始めて血糖値が落ち着く。出産前は1日3回のインシュリン注射をしていたが、出産後は無用の長物となり、病院で処分してもらった。

雨の中、二人は退院し、妻の実家に立ち寄る。けいたまを回収して自宅に戻る。新しいレイアウトに妻は満足してくれた。

二日が経ち子どもの日。ゆうたまはだいぶ顔がしっかりしてきた気がする。

ゆうたま

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