A型インフルエンザにかかったけいたまの熱は40.2度に達したが、発症して3日後には熱が下がった。二人きりで過ごしていた私は感染していなかった。けいたまを預かっていた義父と義母も問題なかったが、義母はノドが腫れて辛そうだったので、トラネキサム酸とトローチ、カルボシステインを渡した。
発症して6日後、医者から診断書ももらい保育園に登園するも、入れてもらえず、もう一日自宅待機とのことだった。金曜日に発症したけいたまが登園できるのは木曜日だと言うのだ。ならば書類にそう書いておけよ。発症してから5日後かつ熱が下がってから3日後としか書かれていない。要件を満たしてるではないか。
文句を言っても仕方がない。よくあることだ。
さて、妻の方だが、今日が検診日だ。結果は…?
- 26週 頸管長 20mm ゆうたま 1kg弱
- 27週 頸管長 18mm ゆうたま 1kg
- 28週 頸管長 24mm ゆうたま 1kg強
おー、新記録!ゆうたまもすくすく育っている。まだ24時間、点滴をしているので、物資の補給が欠かせないが、このまま来週は30mm程度まで戻って固定されれば、30週目には退院できるかもしれないと言う目論見が頭に浮かぶ。
しかし、納得いかないことがひとつ。那覇市立病院では携帯の充電が禁止されているのだ。医療機器用の電圧が不安定になるからと言うのだが、スマホなんて電圧は5Vだぞ?それよりもテレビの方が何十倍も電気を食うのに、そちらはテレビカードで見ることができる。ならば、テレビカードを使って充電しようとしても、ダメだと言われる。
なんでだよ?
入院して情報遮断されたら、人間は劣化する。亡くなった父もそうだった。入院してテレビも見ず、ネットがないから情報もなく、自分で歩けないから新聞も読めない。父はガラケーだったし、ネットは自宅のノートパソコンで見ていた。話し相手を求めて看護師には饒舌だったと母が驚いていた。
それよりも入院してから父が急激にボケ始めたことが母はショックだったと話していた。たった二週間で人はこんなにも壊れるのかと、母は嘆いていた。そもそも父の頭はしっかりしていて、入院前には認知症の「に」の字もなかった。情報遮断は洗脳や拷問にも使われるくらいだ。
なので、妻にとってネットはライフラインだ。外界とつながる唯一の手段だ。キャシャーンで言えば白鳥ロボだ。それを取り上げる病院は、患者のQOLよりも業務効率の方がはるかに大事なのだ。自分たちの仕事のためなら、患者の人権など犬のフンのようなものだ。
ならば抗おうではないか。中国人曰く「上に政策有れば、下に対策有り。」幸い、私は大容量バッテリーを持っている。妻のiPhone7なら5回は充電できる。スマホ自身はフル充電で1日半はもつ。つまり、バッテリーをフル充電で渡せば、1週間はスマホが持つ計算だ。洗濯物は4泊分を準備した。やることのない妻は好きな裁縫に熱中している。けいたまのネームもすべて刺繍した。こうして妻のベッドは縫製工場と化していったのだった。
退院時が大変だな。
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アラフィフで再婚して二人の子どもを授かりました。妻は初めて、私は二度目の育児を夫婦で頑張っています。